受講のタイミング
マイルストーン直前に実施するのが標準
マナー研修は継続的な研修ではなく、特定のイベント前に集中して実施する形式が一般的です。代表的な4つのケース。
初めての欧州出張前
2〜4名の代表団が欧州パートナー・顧客・候補先と初対面の会議を控えている場合。出張前1週間の半日オンラインセッションが最も多い形式です。
欧州代表団の日本受入前
欧州側パートナーが日本を訪問する際の受入準備。アジェンダ設計、会食、贈り物の作法、レセプションの作り方を網羅します。
長期欧州取引の開始前
欧州顧客との中長期取引・チャネルパートナーとの提携が始まる前。マナー研修が初期レイヤーとなり、後に文化研修・交渉研修と組み合わせます。
欧州赴任前
駐在予定者が現地オフィス・現地ミーティングで直面するマナーを事前に整理。広範な文化研修と組み合わせるのが標準です。
カリキュラム
5つのモジュール
半日では概要、1日ではロールプレイ、複数回では実地ベースのケース演習まで深掘りします。
初対面の作法
- ハンドシェイクの強さ・アイコンタクト・身長や距離の取り方
- 名刺は欧州では「式典」ではない、渡し方とその後の扱い
- ファーストネーム呼び(北欧)とラストネーム+敬称(独・仏)の使い分け
- 会議室の席次は「序列」ではなく「機能」で決まることが多い
会議の作法
- アジェンダ重視、時間厳守、開始から本題に入るスタイル
- 発言タイミング: 沈黙は同意ではなく、「異論なし」でもない
- 率直なフィードバック文化(オランダ・北欧)とその受け止め方
- 「No」を直接言う欧州側の作法と、こちらの婉曲表現の翻訳
文書コミュニケーション
- メール開始の挨拶(英語・独語・仏語の標準)と署名規約
- 契約書の重み: 口頭合意より文書、書面が最終
- GDPRなどEU側の文書ルールが日常コミュニケーションに与える影響
- 請求書・見積書のEU側標準フォーマット
おもてなしと会食
- 欧州側を日本でホストする際の昼食・夕食の組み立て
- 欧州側に招かれた際の会食: ワインの作法、デザートの順番、お会計
- 贈り物文化の違い: 高価すぎる贈り物は「不適切」と読まれる場合がある
- 学会・展示会・レセプションでの立ち回り
ヒエラルキー信号
- 肩書・役職の使い分け(独語のSie/du、仏語のvous/tuの境界線)
- シニア層とジュニア層の関係性、メンタリングと「対等」の幅
- シニアの欧州側カウンターパートに対する敬意の表現方法
- 性別・出自・年齢への配慮の標準(EUガイドライン)
FAQ
